事業系ごみ回収業者の料金相場はどのくらい?費用を抑える方法も解説
事業系ごみは家庭ごみと同じように出せないことになっているので、自分でごみを処理施設に持ち込む方法と、処理業者のサービスを利用する方法のどちらかを選択しなければいけません。家庭ごみのように無料で回収してもらえないので、できる限り費用を抑える方法も紹介します。今後の参考にしてください。
地域別の事業系ごみ回収の料金
全国一律の料金ではなく、地域により内容が異なります。そのため、これまで事業に取り組んでいた人が、新しい地域で活動するときに、それまでとごみの処理方法が同じであると思い込まないようにしましょう。
東京都世田谷区の場合
事業系ごみが30kg未満であれば、事業系有料ごみ処理券をごみ袋に貼ると、集積所で回収してもらえます。10L相当で760円となっています。なお、事業系有料ごみ袋処理券は10枚入りとなっています。
埼玉県さいたま市の場合
ごみを処理施設に持ち込むときは、10kgあたり170円を支払います。平日にサービスを利用するときは予約不要となっているので、オフィスの清掃や移転準備などで大量にごみが出たときは、サービスを気軽に利用できます。なお、土日祝は予約が必要です。
愛知県名古屋市の場合
処理業者のサービスを利用すると、1kgごとに50円が発生します。ごみを処理施設に持ち込むときは、10kgごとに200円を支払います。
大阪府大阪市の場合
処理業者のサービスを利用するときは、委託契約を締結しなければいけません。料金は10kgごとに270円となっています。大阪市は事業系ごみの量がほかの自治体よりも多いので、ごみの減量が課題として挙げられています。
京都府京都市の場合
ごみを処理施設に持ち込むときの料金と、処理業者のサービスを利用するときでは、料金が異なるので知っておきましょう。
ごみを処理施設に持ち込むときは、100kgまで1,000円、600kgまでは、100kgごとに1,500円が発生します。京都府京都市の場合は、ほかの自治体よりも割高になっているのが特徴です。
事業系ごみ回収業者の料金相場
それぞれの料金相場を見ていきましょう。収集回数やごみの重さに応じて料金が異なります。繁忙期や閑散期に応じて柔軟に対応してもらいましょう。
収集回数が週1回の場合
月の回収量が100kgの場合は7,000円ほどとなっています。150kgの場合は8,000~9,000円となっているので、ごみの量がそこまで多くない場合は、週1回でも問題ないでしょう。
収集回数が週2回の場合
月の回収量が100kgの場合は8,000~9,000円となっています。150kgの場合は9,000~1万円となっているので、1万円以内に収めたい人は、150kgまでは1万円を下回る可能性があることを知っておきましょう。
収集回数が週3回の場合
月の回収量が100kgの場合は1万1,000円ほどとなっています。150kgの場合は1万3,000円ほどとなっているので、排出されるごみの量に応じて、プランを選択しましょう。
手間がかからない
ごみを処理施設まで運搬すると、時間と労力がかかります。しかし、業者が提供しているサービスを利用すると、自分でごみを処理施設まで運搬する手間がかからないので、事業活動に専念できます。この際、顧客の要望に柔軟に対応してくれる業者を選択しましょう。
許可されている業者に依頼する
無許可で営業している業者のサービスを利用すると、サービスを利用している人も罰せられます。悪質業者の勧誘に引っかからないように注意してください。ホームページで許可されている業者かどうか確認しましょう。
また、実際にサービスを利用したことがある人に感想を聞いてみるのも有効です。
費用を抑えるためにできること
2つの方法を紹介します。まだ使用できる状態であれば、リサイクルや買い取ってもらう方法があるので、積極的にサービスを利用しましょう。
買取サービスを利用する
すべてのものを買い取ってくれるわけではありませんが、椅子、机、ロッカーなどは対象となっている場合が多いので、サービスを利用する前に業者に確認しましょう。処分費用を抑えたい人にとって、こちらのサービスはメリットが大きいでしょう。
処分費用が抑えられるだけではなく、買い取ってもらえるので現金化できます。特に、オフィス家具は需要が高いので、使用しなくなったものを買い取ってもらいましょう。ただし、使用年数が長い場合や、傷や汚れなどがある場合は、価値が低下するので理解しておきましょう。
不用品回収サービスを利用する
大量のごみを処理したいときは、トラックに事業系ごみが積み放題になっているプランを選択すると、費用を抑えながらごみを処理できます。一般的には基本料金が3,000~5,000円となっていますが、スタッフの人数や作業時間などによって費用が異なる場合があります。
また、価値があるものは買い取ってくれる可能性もあるので、前向きにサービスを利用しましょう。まだ使用できる状態であれば、海外でリユースされるときもあります。
まとめ
事業所で出るごみの量に応じた適切なプランを選択して、できる限り費用を抑えましょう。また、柔軟に対応してくれる業者のサービスを利用すると良いでしょう。たとえば、繁忙期と閑散期に応じてプランが変更できるようになっていると、費用を抑えられます。そして、買取サービスや不用品回収サービスも利用してみましょう。
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引用元:https://e-bright.jp/