オフィスの引越しで出るごみは事業系ごみになる?ごみの処分方法とは

公開日:2023/01/15  


オフィスの引越しをする際には、少なからずごみが出てきます。しかし、オフィスから出るごみは家庭用粗大ごみとして自治体に依頼できません。この記事では、オフィスの引越しで出るごみの処分方法について紹介します。ごみを処分するさいの業者の選び方にもポイントがありますので、事前に把握しておきましょう。

オフィスから出た粗大ごみの回収は自治体に依頼できない

オフィスの引越しをする際にごみが出ますが、処分方法に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。一般の家庭から出たごみは、手数料を支払えば自治体が回収してくれます。しかし、オフィスから出たごみの回収は、家庭ごみではないので自治体に依頼できません。事業系ごみですので、産業廃棄物となります。

ただ、木製のテーブルやイスなどは産業廃棄物ではなく、事業系一般廃棄物として捨てられます。そのため、木製の家具は一般廃棄物収集運搬業へ依頼しましょう。金属製の家具は、産業廃棄物となりますので、産業廃棄物処理業へ回収を依頼します。オフィスから出た産業廃棄物を処分する際には、許可証が必要になります。

必ず許可証を持っている専門業者に依頼しましょう。場合によっては、オフィスから出たごみを受け入れてくれる自治体もあります。処分場に持ち込めば引き取ってくれるケースもあります。専門業者に依頼することが一般的ですが、自治体や処分場でも対応しているのか確認しておくとよいかもしれません。

再利用ができるものは買取に出すのもおすすめ

オフィスから出たごみの中には、再利用ができるものもあるでしょう。その場合は、買取に出す方法もあります。産業廃棄物として処分すると費用がかかりますが、買取に出すとお金を貰える可能性があるのです。しかし、古い家具や汚れている家具は、買取は難しいので注意が必要です。

再利用できそうな家具がある場合は、買取業者に査定を依頼しましょう。これから会社を立ち上げる人の中には、リサイクルしたオフィス家具を活用してコストを削減しようと考える人もいます。そのため、リサイクルしたオフィス家具は需要があるのです。引越し業者の中には、買取と廃棄の両方を引き受けてくれる業者もあります。買取を依頼するものと廃棄するものを分けながら引越し作業をするのは大変です。

買取と廃棄をまとめて引き受けてくれる業者を探すと、余計な手間を省けるのです。買取業者の他にも、不用品回収業者に依頼する方法もあります。買取は難しい家具などは、捨てるのではなく、不用品回収業者に引き取ってもらうとよいかもしれません。廃棄にはお金がかかりますので、不用品回収業者に依頼した方が、費用を抑えられるでしょう。少しでも費用を抑えることで、引越し先のオフィスで使用できる費用を増やせるでしょう。

ごみの処分を依頼する際の業者の選び方

オフィスの引越しで出たごみの処分を依頼する際には、業者選びに注意しなくてはいけません。業者の選び方を紹介しますので、参考にしてください。

正規の業者に依頼する

ごみの処分を依頼する際には、必ず正規の業者であることを確認しましょう。ホームページを確認し、取引した事例や価格、許可証を持っているのかどうかをチェックします。許可を得ている業者に依頼してしまうと、罰金が科せられてしまいます。値段の安さを重視して選んでしまうと、無許可で営業している業者の可能性がありますので注意しましょう。

マニフェストが作成できるのか

産業廃棄物を処理するためには、マニフェストを作成する必要があります。マニフェストとは、処理業者に依頼したごみが適切に処分されたのか、流れを把握して証明するための書類です。責任を持って処分したのかどうか判断するためにも必要なものになります。マニフェストは、不法投棄を防ぐ目的でもあります。マニフェストを作成できる業者なのかは重要なポイントとなります。

料金に注意する

ごみの量ではなく、トラックに積んだ量で見積もりをする業者もあります。そのため、ごみの積み方で、料金が変わってしまうのです。また、引き取り手数料にも注意が必要です。買取費用よりも引き取り手数料を高く請求してくる業者もあります。複数の業者を比較し、明確な料金が設定されている業者なのか、判断しなくてはいけません。

エリアを確認する

オフィスの近くにある業者の方が、運送費や人件費を抑えられます。エリアが近い方が、市町村別の廃棄の仕方を理解しているのでスムーズに手続きできるでしょう。

信頼できる業者を選ぶ

パソコンを処分する場合、会社や顧客の情報が入っていることが多いでしょう。あらかじめデータを削除してから処分を依頼します。処分する前に、パソコンを初期化してくれるような業者ならば安心です。パソコンなどの情報が漏洩する恐れがあるものを処分する際には、特に注意が必要です。

まとめ

オフィスの引越しで出るごみは、基本的には産業廃棄物に分類されます。専門業者に依頼する際には、必ず許可を得ている正規の業者を選ぶことが重要です。複数の業者で見積もりをとり、納得できる金額の業者を選びましょう。廃棄には費用がかかりますが、買取業者や不用品回収業者に依頼することで、費用を抑えられるかもしれません。いずれにしても、正しい方法で処分することが重要です。

横浜のゴミ回収業者ランキング
24時間いつでも回収可能!

e-BRIGHT(イーブライト)

e-BRIGHT(イーブライト)の画像 引用元:https://e-bright.jp/
横浜でおすすめの事業系ごみ回収業者
  • Point

    24時間365日いつでも回収可能

  • Point

    飲食店からオフィス系など様々な業種に対応

  • Point

    電話での対応も可

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

事業所で使用した蛍光灯は、産業廃棄物として処分しなければなりません。しかし、処分の際どのような点に注意するべきか、処分の流れがよくわからないという事業者の人もいるのではないでしょうか。本記事
続きを読む
事業活動で発生する木くずは、産業廃棄物と一般廃棄物に分類されます。処理方法を誤ると法令違反となる可能性もあり、正しい知識と処理方法を理解しておくことが重要です。本記事では、産業廃棄物としての
続きを読む
日々発生する産業廃棄物のなかでも、金属くずは適切な処理が求められる重要な存在です。リサイクル率90%を超え、貴重な資源として活用される一方で、不適切な処理は環境汚染を引き起こす可能性も孕んで
続きを読む
産業廃棄物のなかでも最も排出量が多いのが汚泥です。見た目はドロドロとした泥状物質で、事業活動に伴って発生します。しかし、汚泥といっても、実はさまざまな種類があり、適切な処理方法もそれぞれ異な
続きを読む
私たちの生活を支える事業活動の裏側で、膨大な量の産業廃棄物が発生しています。適切に処理されなければ、環境汚染や悪臭、さらには健康被害など、深刻な問題を引き起こす可能性も多いです。本記事では、
続きを読む
事業活動に伴い必ず排出されるのが不要物です。一見同じに見えても、「産業廃棄物」と「有価物」では処理方法や責任の所在が大きく異なります。間違った処理をしてしまうと、法令違反で罰金を科せられる可
続きを読む
消火器はいざという時に命を守る大切な存在です。しかし、古くなったり、引っ越しなどで不要になったりした場合はどうすれば良いのでしょうか?一般のゴミとして捨てることはできません。適切な方法で処分
続きを読む
近年、私たちの生活には電池が欠かせない存在となりました。しかし、使い終わった電池を適切に処理しないと、環境への影響が懸念されます。本記事では、電池を事業系ごみとして捉えることの重要性や、電池
続きを読む
事業ごみの適切な分別と収集は、環境保護の観点からも欠かせません。事業ごみを不適切な方法で処分すると、法律違反になるだけではなく、環境汚染や公害問題に発展する可能性があります。社内で連携してご
続きを読む
事業系ゴミとは、企業や事業所で発生するさまざまな廃棄物のことを指します。事業活動における環境への配慮はますます重要となっていますが、ゴミの分別方法や適切な捨て方がわからないこともありますよね
続きを読む